YouTubeショート 【レコメンそじぼ】
私のYouTubeチャンネル『レコメンそじぼ』でも、本作品を紹介していますのでぜひチェックしてみてください。
「仕事行きたくないなぁ」と、毎日苦痛を感じている人は多いのではないでしょうか。
私たちは貨幣経済を生き、消費による喜びを覚え、生きる意味までも消費で埋め合わせることができるようになりました。
しかし同時に将来への不安を煽られ、見合わない仕事量と賃金に妥協する毎日を強いられています。
一体自分は誰の人生を生きているんだと思ってしまいますよね。
この本は、労働というものを一歩引いた目線から考える機会を与えてくれます。
労働に対する不満やストレスの量は人それぞれですが、それをいざ言葉で表現しようとしても、言い放てる言葉や根拠を持ち合わせている人は少数でしょう。
そこを筆者がズバッと言い当ててくれます。
労働に対して抱えているモヤモヤした感情を、気持ちいいくらい吹き飛ばしてくれます。
この爽快感が本当に最高でした。
読み進めていくうちに、
「大人しくはたらきすぎでは?」
「いくら技術が進歩しても私の労働時間は減っていないな」
「なんか他人の人生を生きていないか?」
など、労働に対しての素朴な疑問と新たな視点を得られるようになっていました。
時折出てくる引用文献も、一つひとつ噛み砕いて解説してくれるので、手を止めることなく読み進めることができます。
時には自ずとサボり、駄々をこねるくらい良いのではないかと思う今日この頃です。
参考文献
「サボる哲学」
著者:栗原康
出版:NHK出版新書
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